牛乳に含まれる栄養成分

牛乳に含まれる成分のうちカルシウム・乳脂肪は良く知られていますが、それ以外の成分はあまり知られていないことが多いと思います。
牛乳には、これら二つ以外にも主な成分として乳タンパク質や乳糖などが含まれています。

カルシウム

今の日本人に足りていないものと言われていますね。
たとえば乳糖にはカルシウムの吸収を促進する成分がふくまれているなど、牛乳はカルシウムが非常に吸収しやすい飲み物となっています。
骨が強くなるほかにも筋肉を動かすために必要な栄養素でもあり、また気分を落ち着ける効果もあるなど、何かと体全体で必要になってくる成分がカルシウムです。そのため、よく摂取することをおすすめします。

乳脂肪

名前の通り牛乳に含まれる脂肪です。この含有率によって牛乳の種類が変わったりします。成分無調整牛乳と低脂肪乳の味わいの差を生み出している成分と言えるでしょう。

乳タンパク質

あまり知られていないかもしれませんが、牛乳には人間が体内で作れず、食べ物から摂取する必要がある必須アミノ酸が多く・バランスよく含まれています。
乳タンパク質のうち、80%は栄養素の吸収を高めるカゼインで構成されています。その他にも、血液を正常に循環させるアルブミン等が含まれています。

乳糖(ラクトース)

名前の通り弱い甘みを持った成分で、血糖となって体中にエネルギーを届けたり、善玉菌である乳酸菌の栄養となって腸内細菌を増やし、整腸作用をもたらします。ラクトースという名前で知っている方も多いかもしれません。

※補足

生乳の成分は、乳牛の品種や地域など様々な要因によって変化します。そのうち乳脂肪分と無脂乳固形分(乳脂肪以外の牛乳の固形分のことです)は、夏より冬の方が割合の増える傾向にあります。