牛乳(ミルク)と加工食品

このページでは牛乳からできる3つの食べ物、チーズ・バター・ヨーグルトについて簡単に触れようと思います。

チーズ

さて、チーズと言えばあなたは何を思い浮かべますか?(私はチーズトーストです)それはさておき、チーズと言えばヨーロッパの料理で使われることが多いかと思われます。

しかし実は、チーズの発祥は中国やインドといったアジア地域が始まりといわれています。

チーズは乳を熟成させたものであるため、牛だけでなく山羊や羊の乳でも作ることができます。その上、保存技術がほとんどない時代において、長期間の保存がきくというのはとても大きな利点であったため、世界の色々な所で作られてきました。

チーズは乳を濃縮したうえで固めたような食べ物ですから、牛乳の豊富な栄養成分がほとんどそのまま詰まっています。しかも、チーズを使った料理が世界中に沢山あるように、チーズは使い方次第で色々な料理に使うことができます。うまく使うことで、牛乳以上に牛乳に含まれる栄養を効果的にとることができるでしょう。

バター

簡単に言って、バターは乳脂肪分を集めたものです。牛乳に振動を加え続けると作ることができます。

バターに対比されることが多いのが植物由来のマーガリンです。マーガリンの特徴としては、冷蔵庫の中などの低温の状態で置いておいても固くならないという性質があることです。そのため、バターより安くて使いやすい代用品となるわけです。

ただ、マーガリンがバターより優れているのかというとそうでもありません。
マーガリンの風味は香料によって作られていることが多く、熱を加えると風味が逃げてしまいやすいのです。一方、バターの風味は乳脂肪分によるものなので風味が逃げることはありません。

そのため、安く済ませるならマーガリン、風味を楽しみたいならバターという風に必要に合わせて使い分ける必要があります。

ヨーグルト

ヨーグルトと言えば乳酸菌のイメージがありますが、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、元々腸内にいる乳酸菌とは違い、腸内に留まるわけではありません。ヨーグルトの乳酸菌は、腸内の乳酸菌とは別ものなのです。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌の代謝物が、腸内の悪玉菌を減少させ、乳酸菌を増やすという作用を持つため、結果として乳酸菌が増えるわけです。
このように、腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす作用を「整腸作用」と言います。

ちなみに、一口にヨーグルトと言っても、その中に入っている菌によって具体的な効果が変わってきますので、健康のためには、自分の要望に合ったヨーグルトを食べることが大切です。例えば

  • 肌の弾力を上げたいのなら・・・LB81乳酸菌
  • 内臓脂肪を減らすのなら・・・・ガセリ菌SP株
  • 便秘を改善したいなら・・・・・ビフィズス菌BE80
  • 花粉症を治したいなら・・・・・ビフィズス菌BB536
  • がん予防をしたいなら・・・・・LG21乳酸菌

と言った感じです。